2011年8月号特集 MOTEMOTEさがは佐賀をおもしろくしたのか
MOTEMOTEさがは今号で創刊1周年を迎えた。
当初、9万2千だった発行部数も今では10万部。
佐賀市の全家庭に加え、各事業所や商業施設での配布も
行い、少しずつ佐賀市民の皆さんに認知していただける存在に
なったのではないか、と自負している。これも広告主の方や
市民のみなさんのご支援の賜物。深く感謝します。
本誌は単なる情報誌ではなく、「佐賀をおもしろくする
小さなマスメディア」を標榜している。それを具体的に
表してきたのが毎号10ページ以上の特集だ。
歴史や読書、あるいはおしゃれなど、いろいろな切り口で佐賀の
面白さを発掘してきたつもりである。
伝えたら終わりでは意味がない。
自分たちが取材したり、提言したものは、その後も極力フォローを
続けている。ガンダムに至っては毎号連載。少しずつだが、連動して
くださる人々も現れ始め、小さいが確実なムーブメントが醸成され
ようとしている。そこで今回は「MOTEMOTEさがは佐賀を面白く
したのか?」と題し、我々の提起したプロジェクトの現状報告や、
ライバル企画のリサーチ、また反響の大きかった佐賀版AKBの招致と、
「まちの間」プロジェクトのレポートである。
街を面白くするのは、そんなに簡単なことではない。わずか1年で何が
変えられるというのか。そういうご意見もあるだろう。
だが「MOTEMOTEさが」という雑誌が続けてきたことを、佐賀の人々が
少しでも喜んでくれたら、それは街が変わっていくことを意味するのでは
ないか。街を面白くするのは、大きな施設ではなく暮す人の行動だ。
それをどれくらい伝えることができたか。今回の特集を読んで、みなさんに
判断していただければ幸いである。